ゆいまわるの理念

「届けたい教育」を、みんなに。
「届けたい教育」を、みんなで。

先生には、子どもたちに届けたい授業があります。
保護者には、わが子にこう育ってほしいという願いがあります。
子ども自身にも、やりたいこと、なりたい姿があります。

ゆいまわるは、その「届けたい」を出発点に、みんなで教育のかたちをデザインしていくために活動しています。

すべての子どもが、自分らしく学ぶ機会を得られるように。
問題を解決するためではなく、願いを叶えるために、私たちは学校に作業療法を届けています。

やりたいことを自由に選び、この子にも自分にもそれを叶えていく力があると信じられたら、子育てはもっと楽しくなる。
障がいの有無や環境にかかわらず、誰もが選択肢を持ち、共に創り上げていける社会を目指しています。

一人だけが頑張っても、長続きしません。子どもを真ん中にして、家庭と学校と地域がチームになる。孤立を防ぎ、対話を促し、それぞれの力を持ち寄る。
それが「結い廻る」の精神です。

ゆいまわるが大切にしていること
-行動指針-

1. 向き合う人を尊重する

子どもやご家族はもちろん、共に働く仲間も。真心を込めて丁寧に向き合うことが、すべての活動の土台です。

2. 自由に選択する

やりたいことを大切にする。結果よりもプロセスを大切にする。自分で選べる機会をつくることが、子どもの可能性を広げると考えています。

3. みんなでデザインする

情報をみんなで共有し、実現できる未来を一緒に描く。先生も保護者も専門職も、それぞれの立場を活かして、ひとつのチームとして動きます。

4. 楽しく叶える

誰かだけが頑張っても、仕方がないと我慢しても、長続きしない。自分の力を活かせることはうれしい。みんなで協働できれば心強い。取り組みについて話すことを楽しみ、未来にワクワクできる関わりを大切にしています。

「届けたい教育」問題の先にある、それぞれの願い

学校で子どもに何か気になることがあるとき、先生も保護者も専門職も、みんな子どものためを思って動きます。

方向は同じです。けれど「問題を解決しよう」というスタンスで臨むと、全員が善意で動いているのに、かえって全員が苦しくなることがあります。

問題を定義した時点で、それは「解決すべきもの」として生活のなかに居座り続けます。

先生は努力し続けなくてはいけない状況に置かれ、専門的な情報が先生の自信を奪うこともあります。

保護者は「うちの子が問題なの」という不安を抱え、子ども自身は「僕に問題があるんだ」と感じてしまう。

問題に焦点を当てている限り、誰も元気になれないのです。

問題から「届けたい教育」へ視点を変えて、チームで取り組んだケース

では、何に焦点を当てればいいのか。

先生が子どもに「問題」を感じるのは、「こうなってほしい」と強く願うことがあるからです。保護者も同じです。

子ども自身にも、「こうなりたい」という思いがあります。

問題を感じたり、不安に感じたりするのは、本当は期待したいことがあるけれどうまくいかないから。その期待こそが「届けたい教育」の入り口です。

先生がこの子に届けたいこと、保護者が願うこと、本人がしたいこと。ゆいまわるでは、それぞれの「届けたい教育」を明確にし、具体的な目標としてチームで共有してから動き始めます。

問題に焦点を当てていた会議が「届けたい教育」に焦点を変わると、場の空気も変わります。

問題解決では暗くなりがちだった会議が、前を向いた話し合いになっていきます。

同じ「ノートを書かない」という行動でも、ある先生は「準備や書くことを習慣的にできるように」と願い、別の先生は「苦手なことにも努力する姿勢を育てたい」と願っていました。

問題の形は同じでも、その先にある届けたい教育はそれぞれ違う。

だから、問題ではなく願いから始めることが大切なのです。

先生が元気になれば、子どもは育つ

学校現場では、先生が必死にクラスを運営しています。

「これでいいのか」という疑問や不安を最も強く抱いているのは、担任の先生自身かもしれません。

ゆいまわるは、先生の味方として学校に入ります。先生の教育をジャッジするのではなく、先生が届けたい素晴らしい教育が、子どもの特性によってうまく届いていないだけかもしれない。届け方を一緒に工夫する立場で、先生と並んで取り組みます。

先生がつくり出す関わりのなかで子どもが成長する。その成長が先生の自信とやりがいになる。
保護者もわが子の変化を実感して、安心して子育てができるようになる。
一人の子どもへの関わりから、チーム全体が元気になっていく。

そのプロセスを、私たちは大切にしています。

「卒業」先生とご家族の力で育てていける日

ゆいまわるの支援は「卒業」につながるものです。
「卒業」とは、すべてがうまくいったということではありません。

まだ課題はあるかもしれない。でも、先生が「これでいいと思う」と自分の教育に自信を持てるようになり、保護者がわが子の成長を笑顔で語れるようになっている。

「この生活のなかで、この子は育っていける」とチームで確認できたとき、道を自分たちでつくっていけると思えた時。それが卒業です。

卒業を決めるのは、保護者と先生です。
ゆいまわるが一方的に終了するのではなく、目標に対する経過をチーム会議で共有し、学校と家庭の連携だけで十分やっていけることを一緒に確認します。もちろん、不安が残る場合は継続いたします。

訪問を重ねるなかで、少しずつ変化が見えてきます。

先生は「どう対応したらいいのかわからない」から「次の授業ではこれを取り入れてみよう」へ。
保護者は「どうしたらいいのでしょうか」から、自分なりの取り組みを笑顔で話されるようになります。

作業療法士の情報よりも、先生や保護者自身の言葉で「こんな成長が見られている」と語り合うほうが多くなっていく。

その頃には、ゆいまわるの訪問は必要がなくなっています。

必要になったらまた活用すること。「受ける福祉」ではなく「活用する福祉」。福祉サービスがなくても、子どもや家族、学校だけで回るようになることを目指す。

そういう福祉のかたちをつくっていきたいと考えています。

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わからなくても大丈夫です。
お子さんのこと、学校のこと、地域の支援体制のこと。まずはお気軽にご相談ください。

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