2026年7月4日(土)・5日(日)、那覇文化芸術劇場なはーとで開催された「九州作業療法学会2026 in 沖縄」で、YUIMAWARU株式会社の作業療法士・具志堅 奈利子(ぐしけん なりこ)が、学校作業療法の事例のポスター発表をおこないました。
演題は、次のとおりです。
本児の意味ある作業の言語化がチームの協働を促進したプロセス
―本人同席会議を用いた学校作業療法の一事例―
同じ学会では、YUIMAWARU株式会社代表・仲間知穂も、学校作業療法をテーマとした教育シンポジウムに登壇しました。

学校作業療法で、本人の「ありたい姿」をチームに共有する

今回の発表では、本人の作業、つまり「ありたい姿」や「やりたいこと」をチームで共有し、それを中心にした支援について報告しました。
学校での支援では、目の前にある困りごとへの対応が優先され、本人がどのように過ごしたいのか、何を大切にしているのかが見えにくくなることがあります。
今回の発表は、作業療法士が本人の言葉や行動から思いを捉え、本人を含むチームで共有することが、協働した支援にどのようにつながるのかを、一つの事例を通してまとめたものです。
九州作業療法学会2026の発表後にいただいた声
発表後には、精神科領域で就労支援や高校生のひきこもり支援に関わっている方から、発表についての感想をいただきました。
病院では、病状が落ち着いても、学校や社会に戻る際に、現場の先生方と十分に情報共有ができず、本人に合った関わりにつなげることが難しいことがあります。
今回の発表を聞いて、先生方が期待していることや、本人に望んでいる姿を共通の目標として共有し、その目標に向かって一緒に支援していくことが大切だと感じました。
また、本人が直接「やりたい」と言葉にしていなくても、さまざまな行動や場面から本人の思いや大切にしていることを作業療法士が捉え、チームに伝えていくことについても、「改めて大切だと感じた」などの声をいただきました。
ポスター発表を終えて|作業療法士・具志堅奈利子の振り返り
具志堅は、今回の発表を次のように振り返ります。
今回の発表を通して、本人の「できること」だけではなく、「やりたいこと」「大切にしていること」「どんなふうに過ごしたいのか」に目を向けることの大切さを、改めて実感しました。
それをチームで共有することが、本人らしい生活や将来につながり、チームとして一致した支援につながっていくのだと思います。
九州作業療法学会2026 in 沖縄の開催概要
- 大会名称:九州作業療法学会2026 in 沖縄
- テーマ:The VALUE 〜まくとぅそ~け~ なんくるないさ~
- 会期:2026年7月4日(土)・5日(日)
- 会場:那覇文化芸術劇場なはーと
- 発表形式:ポスター発表
- 発表演題:本児の意味ある作業の言語化がチームの協働を促進したプロセス―本人同席会議を用いた学校作業療法の一事例―
- 公式サイト:九州作業療法学会2026 in 沖縄
